英語の自動詞と他動詞の違いを意識する
英語の文法は必要最低限
知っておく必要があります。
今回の記事では、
自動詞と他動詞の違いについて説明いたしましょう。
英文法で自動詞と他動詞の違い
例えば、下のような文が
ふたつあったとしましょう。
I opened the door.
The door opened.
上の2つの文 で、
openという動詞の
自動詞と他動詞の違いを
明確に説明できますか?
I opened the door.
のほうは、openは他動詞です。
なぜなら、
the doorという目的語が
ついているからです。
「私はドアを開けた」という
日本語訳になります。
これに対し、
The door opened.
の方では、openという動詞は
自動詞です。
目的語がなくて、
主語がどうなったかを
表現しているからです。
日本語は、
「そのドアは開いた」となります。
日本語 トルコ語の自動詞と他動詞の違い
英語では、
openという同じ動詞を使いますが、
日本語では、
「開ける」「開く」というように、
自動詞と他動詞で区別して、
別の動詞を使いますね。
トルコ語でも、自動詞と他動詞で
別の動詞をそれぞれ使います。
その使い方を間違えると、
変なことになりますよね。
私は『開いた』とかいうと、
「え?なに広げてんだよ」
ってなりますし、
そのドアは『開けた』っていうと、
そのドアは生きていて、
なにか意志を行使する能力があるのか?
とかいうような心配をしてしまいます。
同様に、電車内の放送で、車掌が、
「ドアを閉めます」というときと
「ドアが閉まります」というときとでも、
自動詞と他動詞が使い分けられているのです。
英語では自動詞も他動詞も動詞は一緒
英語では自動詞と他動詞は、
動詞自体は同じものを使うので、
特に主語が誰なのか、
目的語が何のかを常に意識する必要があります。
自動詞と他動詞の違いを理解することのメリットとは?
この違いがわかったら、
動詞の後に to とかat とかが必要なのか、
必要でないのかが、簡単にわかるようになります。
I watched him.
I look at him.
という英文があったとしても、
I watched him.
のほうは、watchは他動詞なので、
目的語を取れますから、
watchという動詞と
himという目的語の間に
何もあってはならないのですね。
これに対し、
I look at him.
の方は、lookは自動詞なので、
目的語を取れませんから、
彼の方を向いた、みたいに、
at が必要になってくるというわけですね。
まぁ、文法なんていうのは、
一般的な規則として、
できるだけ例外が無いように
実際に使われている英語を観察しながら
規則を考えていくわけですが、
当然に例外も発生します。
それは、その例外の英語の表現が
間違っているからではなくて、
英文法の定義の仕方が良くないからなんですね。
どっちがあっていて、
どっちが合わすべきなのかについて、
この文法に関する知識があれば、
英語の文法の勉強も
ものすごく楽になって、
文法問題も得意になっていきますよ。
そうすると、
TOEICのリスニングでも余裕が生まれて、
満点を取るのに貢献してくれます。